2014年9月5日金曜日

9/4 Pioneerペダリングモニタのパワー調整機能について

ペダリングモニタに「パワー調整機能」が追加された。

新機能
パワー調整
パワー調整には、トルク値のオフセット調整、割合調整、SGY-PM910H用差分補正の3つの調整機能があります。


トルク値のオフセット調整
走行ログを記録する前にゼロ点校正をし忘れた場合などに便利な機能
割合調整
複数のパワーメーター間でのデータの一貫性を保持するためにパワー計測値の調整を行う場合などに便利な機能
SGY-PM910H用差分補正
SGY-PM910Hセンサーをお使いのお客様だけのパワー調整機能


一般にセンサーを校正するのに必要なオフセット/ゲイン(割合)調整が追加されたってことですね。ちなみにこれまでやってたのはオフセット(ゼロ点)キャリブレーション。SGY-PM910H用差分補正は知らん。自分はセンサーは旧型だからな(笑

さて、オフセット調整はキャリブレーション忘れてなきゃ特に必要ない(ハズ)。問題はゲイン調整。ほかのパワーメーター(例えばパワータップ)と合わせるだけなら左右一律に掛けてやればいいだけ。むしろ左右別に調整できるというのはどういうことか?今のところペダル内蔵型のセンサ(例えばベクター)との組み合わせしか、ペダリングモニタと同時に左右別々の計測ができる方法はない。ペダリングモニタとベクターとどちらが正確かなんてわかりゃせんから、ベクターに合わせてやることもないだろう。

ところで、前からバランスが左に大きく偏っているのが気にはなっていた。実際片足ペダリングすると左のほうがスムーズなので、左には偏っているとは思うんだけど、例えば57%:43%って左が右より33%強いってことだからね。そこまで行ってないんじゃないかとは思ってたわけ。

そこで今回ゲイン調整ができるようになったので、こんなことをやってみた。

ダンベルの重り(実測重量4.9kg)をコンビニ袋に入れて、ペダルにぶら下げて接線方向のフォース(力)を左右別に測定。

結果:左52(N)、右44(N)

実際にかかっているフォースは4.9(kg)x9.8m/s2=48(N)のはずなので、ゲイン調整は左-7.8%、右+9.0%となる。なんで左右でこんなに違ってたんだ?というのはさて置いて、Cyclo-Sphere側でも昨日のヤビツについて同じ補正を行った結果こうなった。

平均ペダリング・パワー:246.6 [W] (247.3)
平均ペダリング効率:69.2 [%] (69.9)
平均パワーバランス:52.0 : 48.0 [%] (56:44)
( )内はゲイン調整前


パワーはあまり変わらず、バランスが体感に近くなった。このほうがしっくりくるな。
パワーが大きく変わってしまうと今までのデータをすべて修正してFTP見直さないといけないのだけれど、この程度の差ならまぁいいか(笑

あとは明日軽く走って様子見としましょうかね。




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