喜びとスピニングドリーム(ぐーぐる訳)
レースとか競争とか戦いとか争いとか全く無縁そうだが、これはレースである。
ラチャブリ県の空軍学校をSTART/GOALとした75kmの超ど平坦ロードレース。軽量クライマーには勝ち目のないレースだが、この日はあちこちでレースが開かれていて、強豪はみなそっちへ行っているのだ。ロード男子はOpenとAge40+のクラス分けしかないので、もちろん40+で出場。クラスの参加者は約200名ほど。
まだ乾季のタイには珍しく朝から雨模様。スタート整列していたら豪雨となっていったん延期。1時間ほどして小降りになってようやくスタート。
ぼくのかんがえたさいきょうのさくせんは、とにかく序盤から仕掛けまくる。上手くいけば5人くらいで逃げて表彰台確定。最悪なのはちんたら進んで大集団でのスプリント。仮に集団スプリントになるにしてもそれまでに疲労させないとダメだ。
スタートして路面がハードウェットで落車が怖いのもあって前方で位置取り。最初のコーナー曲がってさっそく仕掛ける->これはすぐ吸収。すばらくしてまた仕掛ける->しばらくして吸収。さらにまた(以下略 何回も仕掛けたけど、さすがに一人では逃げ切れない。単に泳がされてるだけ?w それでも30人くらいには絞れたか。
空軍学校の敷地の周りを1周回って外へ。さらに何発か仕掛けた後、今度はステルスで仕掛ける。要は腰を上げないでスルスルと。これはうまくいったか、50mくらい差をとることに成功。しかもすぐ前方にはOpenクラスの落ちこぼれの3人列車がそこそこのスピードで走っている。抜きざまについてこいサインを出して連結。交代を促してしばし休憩。もともとこぼれ組なのでそんなに足はないが少しは休める。そしてまた前に出て牽くというか集団から逃げる。こぼれ組も3人一人ずつちぎれていなくなってしまった。懸命に逃げるがこれも35km地点で吸収。どうやら大柄のファラン(欧米人)のパトリックが集団を牽いてつぶしに来てるようだ。うむむ。たぶんこいつと協調できれば2人で逃げれるはずなんだがな。集団がさすがにそれは許してくれんか。
そしてついにジェットストリームアタック炸裂。集団を抜いていくピックアップトラックの後ろにすかさず張り付いて一気にアタック。ちょっとずるいが、交通規制してない以上こういうのもあり。一気に100mほど差をつけてまたも一人逃げ。だがこれも直角コーナーを左に曲がったくらいで吸収。
この先はちょっとコーナーの多いテクニカルな区間が続く。パトリックが前に出てきたのでヤツの後ろを走行。やはりデカいやつの後ろは楽。
で、気がつくとタイ人の友人と何故かサイクリングしてる。訳が分からん。
ん?オレは今何をしているんだっけ?レースじゃなかったのか?よく見ると左ひざすりむいてるな。彼によるとどうやら落車してたらしく、後から来た彼が心配して止まってくれたようだ。まじで走り始めるまでの記憶がない。落車したと思われる前までは覚えている。とりあえずどこも痛くないので普通に走り続けてゴール。もちろん順位不明。
傷の応急手当をしてもらってから、助けてくれた友人にお礼。パトリックも一緒にいて、どうやらその落車の混乱で抜け出して優勝したらしい。どれくらい混乱したのかまるで覚えてないんだが、レースを乱して申し訳ない。いずれにせよ今日はおとなしく帰ろう。ということで車で6時間かけて帰宅。
ヘルメットは左側面にスリキズとへこみ。内側の発泡スチロールはバックり割れてる。まだ2回しか使ってないおにゅうのMETのめっとなのにぃぃぃぃ。でもちゃんと頭を守ってくれました。感謝。
オンボードビデオ。今回は前方カメラのみ装着。パトリックの後ろを走行。右コーナー結構きつい。路面に水たまり?直後にスリップ->ハイサイド->左に激しく転倒。ということらしい。落車してから走り出すまで15分ほどの記憶がない。
ケガのほうは軽いスリキズが何か所と軽い打ち身のみで済んだようだ。バイクは異常なし。あとジャージに少し穴が開いてしまった。パッチを当てて直すかな。
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