2015年9月6日日曜日

9/5 Hamsterspin受講

折角日本に帰ったので、Hamsterspin受講してきた。

正直なところパフォーマンスを向上させるどころか、維持するのさえ難しい今日この頃。パフォーマンスってざっくり体力X技術だと思う。体力の維持・向上が難しい年になってくると技術を磨くしかない。幸い?自分は技術的にはショボイこと極まりない自覚があるw フォームだったりペダリングだったりいろいろあるけど、それ以前に体のバランスが悪く、体の使い方がヘタクソ。以上自己診断。

そこでHamsterspinですよ。

体の使い方のコーチングというのが自分の理解。代表の福田昌弘さんはHamsterspin以前からBlogやTwitterで勝手に知っている、つまり面識は無いw。けれどもなんとなく感じる独特の理屈っぽさと、やはりコーチングは少人数、できればパーソナルで受けたいので今回行ってきたわけだ。

んで、そのときの内容。あくまで自分はこう理解(誤解w)したということなのでご注意を。

まず簡単な座学。
・関節、筋肉の話
 関節の自由度(股関節と膝関節)。膝関節は1自由度で一方向に曲げることしかできないので、それ以外の方向に力が加わると膝を痛める原因になる。股関節は自由度が高い(何自由度か忘れた)ので、ここを適切に動かすことで膝関節を正しい方向に動かすことができる。
 筋肉は縮む方向にだけ力を発生する。筋肉は筋繊維と筋膜の多重構造。筋膜の拘縮があると動きが悪くなる。これはその部位に限らず離れたところまで影響することもある。

・筋肉と仕事
 コンセントリック>筋肉が力を発生して作用点が同じ方向に動く。仕事=力X距離であるから、力と距離が同じ方向なので、仕事は+(プラス)。
 アイソメトリック>筋肉が力を発生して作用点が動かない。距離が0なので仕事も0(ゼロ)
 エキセントリック>筋肉が力を発生して作用点が反対方向に動く。力と距離が逆方向(符号が反対)なので仕事は-(マイナス)
 よってエキセントリックが一番筋肉に負担がかかる。すなわち疲労しやすく、酷使すれば故障につながる。コンセントリックを基本に体の動かし方を考えたほうが良い。

ペダリングの動作
 ペダルを踏み込むとき、膝関節と股関節を伸展する動作となる。股関節を伸展する主動筋は代臀筋と大腿二頭筋(いわゆるハム)。臀筋は1関節筋、ハムが2関節筋。大臀筋はコンセントリック、ハムはコンセントリック(股関節付近)+エキセントリック(膝関節付近)になる。ハム主体でペダリングする人は疲労しやすい(攣りやすい)ことが多い。大臀筋主体でペダリングできるように。
 逆は大体四頭筋と腸腰筋で、腸腰筋主体。腸腰筋は腸骨筋と大腰筋の総称。

つまり大臀筋と腸腰筋を使えるようにしましょうということで実技編。

うつぶせの状態から片足ずつ足を延ばしたまま上げる。大殿筋とハムとどちらが先に動くかチェック。左足はOK。右足はハムが先でNG。大殿筋を先に動かせるように反復練習。分かっているのとできるのは別だわな。なかなかできん。それから大臀筋をサポートする中臀筋の強化もね。

次に直立した状態からの片脚上げ。右と左とどっちが上げやすいですか~?・・・分かりません。と言えずに、う~ん、右・・・かな?のような気がするみたいな。

そして筋膜リリース。ご本人も言ってましたが、ほぼ「ロードバイクテクニック強化書 (エイムック) 」に載ってます。ラクロスボール、めん棒、スタイロフォームを使って順番にほぐしていく。イタ気持ちいい。それでもって片脚上げて確認。なんか上がりやすくなった。。。ような気がする。鈍感力爆発w。鏡を見ながらだと右脚はスッと上がるが、左脚は上げるときに胴体で引き上げるような動きがある。腸腰筋が使えていなくて体で引き上げているようだ。

腸腰筋の強化。ラクロスボールを膝で挟んだ状態で膝を上げ下げ。まっすぐ膝が上下するように。何気にキツイ。ヒマがあればこれをやるとイイらしい。

でサンダル履きでフォームのチェック。ヒルクラに特化させてるのであれば前乗りはまぁかまわないけど、サドル高いですね。鏡で見るとあからさまに骨盤がヤジロベーのように揺れている。あと2cmは下げてもいいですよとのこと。うまく脚を上げられないので上死点通過を楽にするためにサドルを上げたほうが回しやすいと感じるのでしょうとの指摘。
もう一点が脚の形、いわゆるO脚というやつですな。これもある程度矯正することができるらしいのでその方法を教えてもらう。

ということで、初回講習は終了。お土産にラクロスボールとスタイロフォーム頂きました。

内容についてはここには書ききれません、書いてないことのほうが多い。詳しくは是非直接受講してみてくだされ。

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